倉田安治新体制になった2戦で1勝1分と持ち直した栃木。
倉田監督は守備組織構築のスペシャリストだが、実際に選手たちはどう感じているのか。
GK桜井繁は「ラインを上げるタイミングとか、誰がアタックに行くとか、基本的なところを監督が明確に整理してくれたのですごくやりやすいです。まだそれを90分間持続できていないのが現状ですけど」と語る。
前節(明治安田J2第26節・岡山戦/2△2)も2点リードから追いつかれたように、相手の変化への対応力はまだまだといったところ。
「相手に合わせるのではなくて、もっと頭を使って駆け引きをして、自分たちで主導権を握った守備ができるようにならないと。僕自身のコーチングも含めて、今は細かいところ詰めている段階なのでもっと良くなっていくと思いますよ。まあ、僕が以前から言っている細かい部分を監督が言ってくれているので僕の発言の説得力も増しますしね(笑)」
どう守備が整備されていくのか。じっくりと見守りたい。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/07/29 07:00