練習後、佐久間悟監督(右)と話をする須藤大輔さん(左)。他にも、OBでは林健太郎さんがS級コーチの資格を持って、指導者としてチームに帰ってくる可能性があり、そうなったときがヴァンフォーレ甲府の新時代の幕開けとなりそうだ。
少し前までは雨雨雨の甲府盆地。最近はようやく晴れが続くようになったが35度前後の最高気温が続いて嫌になる。
そのなか、爽やかなシルエットの人が少し遠慮気味にピッチに立っていた。JFA公認S級コーチのコースを受講している甲府OBの須藤大輔さん(Route・須藤大輔サッカースクール代表)。現役時代は、「俺たちの須藤」とサポーターが歌い、魂のヘディングシュートでサポーターの感情を爆発させるゴールを決め続けたストライカー。研修の一環として、佐久間(悟)甲府の練習に帯同して実践に磨きをかけている。
以前は大学生を指導していたが、「学生には言っていましたが、感覚でやっている部分があるプロ選手にも感覚じゃないところを言ってもいいんだと勉強になりました」と話す。今年須藤さんが立ち上げたサッカースクール「Route(ルート)」では、「子供が輝ける道標になりたい」と話すが、OBがプロコーチとして甲府に戻る時代が来ると思うと楽しみ。
(甲府担当 マツオジュン)
2015/07/25 07:00