前節(明治安田J2第25節・讃岐戦/1○0)、劇的な勝利で倉田安治新監督の初陣を飾った栃木。なかでも指揮官の岐阜時代の愛弟子の菅和範の働きぶりは見事で、指揮官の右腕となり、90分間声を出し続け、守備ポジションの修正を繰り返し伝える姿があった。
「倉田監督ってどんな人?」
菅はいま、チームメートから度々聞かれるという。そこでこちらも根掘り葉掘り聞いてみた。
「情熱的であり、論理的。一緒に戦ってくれるのに冷静にゲームを見ている。大学教授のようで、ピッチ外では気さく」
「(13年まで栃木を指揮した)松田(浩)さんと人柄もやろうとするサッカーも似ている。本当に長く一緒に戦っていた二人だと感じる」
「やることをやらなければノー。はっきりしている。でもチャレンジしろとも言ってくれる」
「考えてプレーするのでサッカー脳が身につく」
「自分たちでしっかり勝ち点を手繰り寄せられるサッカー」
菅はいろいろと話した上で「いい方向にいくと信じていますよ」と自信たっぷりに笑顔を見せた。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/07/24 19:52