28日、胸トラップから右足、左足と連続してシュートを打つトレーニングが行われた。その中でひと際、低弾道の強烈なシュートを放っていた有田光希。昨季、愛媛の1トップとして14ゴールを挙げた有田は「ボールが入っても慌てなくなった。余裕が出てきていますね」と話し、自身の成長を実感している。
そんな有田にとって、開幕戦の相手・徳島は「昨年の借り」を返したい相手である。「最初にアウェイで0-3でやられた。結構やじられて、それに怒っちゃった。まだまだ僕が甘かったんですけど、それほど自分たちも悔しいし、ダービーを初めて経験して、サポーターの人たちの思いとか、あらためて認識した」と振り返った。ホーム戦での徳島戦でも敗戦を喫し、サポーターに歓喜を届けることは叶わなかった。そんな思いを胸に秘め、有田は神戸に舞い戻った。
願いはただ一つ。“海峡ダービー”での必勝だ。
(神戸担当 小野慶太)
2013/02/28 18:27