5日、内田篤人(シャルケ)が古巣である鹿島のクラブハウスを訪れた。ピッチサイドにあるベンチに座ってしばらく練習を眺めていた内田。傍らには軽めの調整だけで練習を終えた小笠原満男が座り、しばらく二人で談笑する様子が見られた。
「暇だったんで。来ようかなと思ったんだけど来られなかったから」と内田。先日発表した結婚の報告についても多くの選手から祝福されたそうだ。ただ、相手の女性宅も含めて地元の静岡県函南町における報道陣の取材攻勢には辟易しているらしく「うちの近所を荒らし過ぎ。こうやってどんどん俺は喋らなくなる。サッカーと関係ないかもしれないけど俺からしたら一緒だからね」と、表情を曇らせていた。
同時に、心配顔を見せたのが古巣の低調ぶり。
「鹿島はいま10番? さみしいね。勝ってくれないと」
そう言ってチームの巻き返しを期待していた。
(鹿島担当 田中滋)
2015/06/06 07:00