仙台の練習場である泉サッカー場には、連日多くの見学客が訪れる。また、人間以外の来客が姿を現すこともあり、これまでにも散歩中の犬や猫が観覧席で練習を見学したのはもちろんのこと、キジやトビなどの鳥類がピッチに舞い降りたり、ルリボシカミキリムシやショウリョウバッタなどの昆虫が羽を休めたりしたこともある。今年はすでに5月下旬の時点で、オニヤンマと思しき大型のトンボがシュート練習中のピッチ上を横切った。
6月4日には、チームが練習を終えたところで、メディア通用口付近にカルガモの親子が出現。一羽の親鳥と七羽の雛が早足で駐車場などを駆けていった。泉サッカー場近くには水田も池もあるために、そのあたりに住みかがあるものと思われる。残念ながら選手にもスタッフにも気づいた者はいない模様で、現役選手時代の01年から長く仙台に住む渡邉晋監督も、練習場でカルガモ一家に出会ったことは「一度もないですね」とのことだった。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/06/05 16:41