金沢の左SBで元栃木のチャ・ヨンファンは大学卒業と同時に栃木に加入して3年間在籍したが、愛されキャラでとおっていた。
来日当初、チームの韓国籍選手が一人だけだった時期があり、「韓国語を話したくなって自宅の冷蔵庫に向かってしゃべっていました(笑)」とあとになって明かし、愛おしい気分にさせてくれたのもいい思い出だ。
阪倉裕二監督はじめ他の選手たちも対戦を心待ちにしていたが、なかでも菅和範は今でも頻繁に連絡をとっているそうで「今年、自分に子どもが生まれたときも『おめでとう』と連絡をくれたいい奴で、気心は知れている仲」だという。
ただし、ピッチは別物。
「あいつの怖さはよくわかっているし、セットプレーでいいところにヘディングで入ってくるので十分気をつけたい。僕らもヨンファンに何度もセットプレーで助けてもらったのでね。まあ、笑顔で金沢には帰らせないですよ」
好調金沢で成長するチャ・ヨンファンとの楽しみな一戦である。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/05/22 19:47