2月の宮崎キャンプで負傷を負った田中奏一が全体練習に合流している。「ここ2年はまったくケガがなかったんで、ケガもあると捉えよう」と決して後ろ向きにならずリハビリに取り組んできた田中は、14日の紅白戦でアグレッシブにプレーして存在をアピールした。
今季は同じポジションに加地亮が加入。FC東京の下部組織に所属していた田中にとって、「加地さんは中学校の時に応援していた選手」という憧れの存在である。ポジション争いという意味では強烈なライバルとなるが、「同じチームにいることをプラスに捉えて、いいところをどんどん吸収できれば」と、自分を磨くチャンスとして受け止めている。
シーズンはすでに1/3を経過しようとしている。「僕にとってはこっからがスタート」と勇む田中は、「これまでのシーズンは後半戦でいつもチームになれなかったので、今年は逆にこっから力になれるように頑張りたい」と、力強く今後を見据えた。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/05/14 19:09