「すごく楽しみにしている」。チーム最古参選手のひとり、浦田延尚が楽しみにしているのは札幌・バルバリッチ監督との対戦だ。
09年~12年まで愛媛で指揮を執ったバルバリッチ監督は、その最終年に加入した浦田を重用した。それまでのシーズンで多くの出場機会がなかった浦田は、「バルさんにはけっこう使ってもらった」ことによって多くの経験を積んで自信をつかんだ。それに加えて「守備での組織的なところが特徴の監督だったし、決めごとをちゃんと作っていた。それはディフェンスの人間としては良い勉強になった。成長させてもらった思いはもちろんある」と感じる恩義は小さなものではない。
とはいえ、勝負は別モノ。愛媛在籍時には激高することも多かったバルバリッチ監督に対し、浦田は「(札幌では)大人しいらしいね。だから自分らが勝って“本性”出させたい」と語り、恩師を怒らせる ほどの激勝を狙っている。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/05/04 19:34