前節(明治安田J2第7節北九州戦/2●4)も敗れて3連敗の栃木だが、攻撃での一定の手ごたえを口にしたのは阪野豊史だ。阪野は開幕から1トップで出場、敵陣空中戦回数でリーグ上位にランクするほど前線で身体を張ってきたが、前節はシャドーで出場。
「今まではロングボールやセットプレーしか攻撃の糸口がなかったが、前節はビルドアップからシュートまでの回数が増えたのはよかった。相手が中央を固めるなかで横パスが増えてチャレンジが少なかったのは残念ですが」
3連敗についても「落ち込んでいる暇はないし、自信を失ってはいけない」と前向きなコメントに終始した。
「栃木が目指すのはゼロで進めて最後に勝負を決めるという形。プレシーズンの大宮戦や松本戦ではみんなが意思統一してゼロで堅く進められていたし、あの戦いぶりが理想。勝つにはやはり先に失点しないことです」
前節後のオフには髪を切ってリフレッシュした阪野。切り替えは万全だ。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/04/16 07:00