6試合を終えて3失点。昇格候補と目される相手が続く中で岡山は誇れる数字を出している。チームが機能しているからこその数字であるが、守護神の中林洋次の存在を抜きには語れないい。
第5節・大宮戦(0△0)はPKをストップし、第6節・徳島戦(2◯1)も近距離のシュートに鋭く反応して後半の劣勢を耐え抜いた。中林のプレー内容を見ているとコンディション万全のように思われるが、実はそうではない。
今年のGK陣は、富永康博GKコーチのハードメニューに食らいついていくことで精いっぱいの日々を送っているのだ。先週は肩に痛みが生じ、今週は練習中に足をつった。中林は「毎週、何らかのトラブルがある」と苦笑いを浮かべている。
ただ、富永GKコーチのハードメニューは必ず中林の力になっていくことだろう。「コンディションはあんまり。でも、それくらいの方が緊張感あっていいプレーができるのかもしれない」と、中林は不敵に笑っていた。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/04/09 19:30