前節(明治安田J2・第5節)、磐田に0-3とスコア上は完敗した栃木だが、選手たちからは現状の力のなさを認めつつも「やってきたことをぶらす必要はまったくない」と前向きなコメントが多く聞かれた。
そのなかで、やはりというかポジティブオーラ全開だったのは闘犬・菅和範だ。
「ゼロで抑えるプランで入ったならば自分も含めた守備陣はそれを身体と気持ちで理解して、しっかりゼロで抑えるくらいじゃないとダメなんですよ」と熱く語ると、続いてこんな話題を口にした。
「去年、浦和が7試合くらい無失点ゲームを続けたのを覚えていますか? あのとき守備陣はゼロに抑えた試合後に円陣を組んでお互いを讃え合っていたんです。あれを見て鳥肌が立ったし、かっこいいし、あれくらいの気持ちで戦えないと勝点は取れないと思うんです。勝ったあとに、俺たちはやったぞ! という雰囲気をもっと前面に出したいんです」。
敗れてなお闘志みなぎる菅に次節(第6節・長崎戦)も期待したい。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/04/03 19:23