壮絶な点の取り合いとなった前節の千葉戦(4△4)。0-2の状況で69分に試合に入り、流れを変えたのが椋原健太だ。
「負けていたので、まずは思い切りやろう、と。ダイナミックな動きを入れることや球際を激しくいくこと、何か一つでも流れを変えることができれば、と思って試合に入った」。出場時の心境について、3日の練習後にそう振り返った。自身の出場から1分後に得点が入るなど、縦への展開も増え始めた。「その意識を出せたことが一番良かった」とも語る。
また、この試合は千葉の左サイド、谷澤達也にチャンスを作られることも多かったが、椋原にとっては、FC東京時代のチームメート。「僕も最初はやられたけど、ヤザくんのやりたいことは分かるから。やり易かった。ヤザくんは嫌だったんじゃないかな?」と笑う。その上で、「僕が入った後も2失点しているので…。チームとして勝ち切れたら、もっと勢いも出たと思う」と反省の言葉も残した。
「レヴィー(・クルピ元C大阪監督)さんの時は力になれなかった。今年こそ、チームに貢献したい」との熱い気持ちを胸に秘める椋原。今後も出場機会を狙い、日々の練習に励む。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/04/03 19:04