ストロングポイントであるアジリティを発揮して水風船から逃げる井出遥也(中央左)と、とばっちりを受ける関塚隆監督(左)
25日に21歳の誕生日を迎えた井出遥也。練習終了後にはチームメートから恒例の、水風船をぶつけての祝福を受けた。しかしこの日は夕方から気温がグングン下がり、強風と相まって凍える寒さとなっていただけに、本人は「必死で逃げ回りました(笑)」。ストロングポイントでもある運動量とアジリティを駆使して、「なんとか2発(命中)だけですみました」と笑顔を見せた。
この1年の抱負を聞くと「去年も結果にこだわってやっていたけど、数字で表せなかった」と、まずは去年の反省が口をついた。今年は開幕ゴールと幸先の良いスタートだったが、前節・栃木戦(明治安田J2第3節/1△1)では相手の厳しいプレスに苦しんだ。この日の練習では、ネイツ・ペチュニクとポジションを変えて右サイドで試されるなど、まだチーム内で確固たる地位は築けていない。「去年よりもっと強くゴールとアシストにこだわって、攻撃でチームを引っ張るくらいの力を1年通して付けていきたい」と、ユース生え抜きの21歳は大きな飛翔を誓った。
(千葉担当 芥川和久)
2015/03/26 07:00