今季、成立学園高から加入した上田悠起は高校サッカーとプロのギャップに少し戸惑っていた。フィジカル、判断力にメンタル面。どれをとっても高校サッカーとは1ランクも2ランクも上の世界であった。
そんな彼もプロ入りし2ヶ月が経過。少しずつだがプロの水に慣れて来た。そして、何よりも彼の周りにいる経験豊富なベテランから貰っている言葉が、今の彼を大きく支えている。その中でも心に響くのは三浦知良から掛けられた言葉だ。
「技術だけでは生き残れないから最後は気持ち。練習では歳なんて関係ないから、ファールしてもいいからどんどんやれ」
最近掛けられたこの言葉で、遠慮なくプレーをし、貪欲に吸収していく向上心を得た。もともと左足でのキックはJでも通用する一級品。偉大なる大先輩から貰った言葉を胸に、大きく羽ばたく事が出来るかは自分次第だ。期待の高卒ルーキーはJデビューを目指し、日々鍛錬を続けていく。
(横浜FC担当 松尾祐希)
2015/03/24 09:23