「今度こそ出場しますかね」
そんな第一声で囲み取材を始めたのは西河翔吾。開幕1週間前の練習試合に出場し、開幕スタメンの可能性もあったが、負傷から渡辺広大が復帰したため開幕戦はベンチで過ごした。しかし、渡辺が再び負傷し復帰めどが立っていないため、明治安田J1・1st第2節・浦和戦ではCB中央での先発が濃厚となった。
「結構持たれる時間が長くなるかなと思うし、浦和相手に間を使われたり、押し込まれる時間が続くかなと思う」と浦和がボールを支配する展開を予想するが、意識していることがある。
「誰が相手の3バックのところに行くのかというのもハッキリさせなきゃいけないし、行くタイミングとかもピッチの中で言っていかないと、回されて回されてゴール前ではね返すだけになってしまう。どこでスイッチを入れるか、ピッチの中で選手たちが感じないといけない」
ライン裏のケアをしながら、味方をいかに動かしてボールに行かせるか。西河が声で守備を動かす。
(山形担当 佐藤円)
2015/03/13 07:00