4年前の今日、3月11日は東日本大震災が発生した日。今季より川崎Fに移籍してきた角田誠はその当時、仙台への移籍初年度であった。
「俺一人で家族が来てなかった中で震災に遭って…非常に大変でしたね」と振り返る。「正直に言うと、そのときは”ああ、来たチームを間違えたのかな”と。人間なので、正直そう思いました」
当時の心境をこう吐露したが、そればかりではない。「その分、色々考えるきっかけにもなった。今朝もニュースを見てきて。4年は自分の中で遠い昔な感じはするけど、仙台にいたときも感じたのは、街が整っていないところはまだあると。こっちに来るとそういうことを直接目にすることはないけど、まだ復興というのは時間がかかるし、一生続くもの」1つ1つの言葉に、重みがあった。
「これからも何らかの形で貢献はしていきたい」最後にこう語ったが、ピッチで彼が輝く姿が被災地に勇気を与えるひとつの力となることは、間違いないだろう。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2015/03/11 20:08