前所属の栃木では、対人能力の高さを武器に定位置を確保していたチャ・ヨンファン。大宮との開幕戦に出場すれば、明治安田J2通算100試合の節目となる。
そのことを聞くと「まず100試合より開幕戦。相手が大宮なのでそのほうが楽しみ」と話した。また栃木での3年間を「チャンスをもらいたくさん試合に出られたことを感謝している。4年目だけど、僕より長くやっている選手はたくさんいるのでまだまだ」と謙虚に、流暢な日本語で振り返る。
日本語が理解できるまでは「声より先に体が動いていた。一人だけ変なポジショニングをしてしまうことが多かった」という。言葉の重要性を知る男は、ジャーン・モーゼルを「真面目なタイプ。自分で日本語を勉強している。勉強していて分からないことは僕に聞いてきた」と高く評価。
良き“先生役”は「パスや球際、ロングキック。チャンスがあればミドルシュートも決めたい。良いパフォーマンスを出したいので、それを応援してほしい」と少し恥ずかしげに抱負を述べた。
(金沢担当 野中拓也)
2015/03/06 19:21