今日の練習メニューの一つだったクロスへの守備対応について、今季加入のCB・西嶋弘之に話を聞いているときに、『一緒に練習をしていてクロスへの入り方がうまいと感じる攻撃陣は誰か』との質問を投げかけると、彼は即答した。
「オオシさん(大島秀夫)ですね。ほかのチームで対戦相手としてプレーしているときから、オオシさんのクロスへの入り方はすごいと思っていましたし、警戒をしていました」
大島と他の選手の違いは何なのだろう?
「DFとの駆け引きが抜群にうまい。確かに足が遅いという自虐ネタが成立しているように(笑)、瞬間的なスピードがある選手ではないのに、ゴール前ではマークを完全に外されてしまう。こっちの表情や眼の動き、体の向きなど一瞬の観察から完全に裏を取られるんですよね」
非常に狭いスペースの中でネズミのように狡猾に、そして素早く動いて敵を欺く大島。西嶋も舌を巻くそんな職人技をぜひ今季のホームゲームで確認を!
(北九州担当 島田徹)
2015/03/05 17:00