開幕後に岡山へ加入した上田康太は、すぐに中心となってチームを引っ張ってきた。7月には月間MVPも受賞する活躍を見せて岡山の躍進の立役者となったが、プレーオフ進出は果たすところまではチームを導けず悔しさの中でシーズンを終えた。
「サポーターの方の期待もすごく感じていたし、選手もスタッフも一丸となってやってきたので、昇格できなくてすごい悔しいです。信頼して使い続けてもらったに最後に結果を出せなかった。自分の力不足も感じました」と上田は振り返る。
ただ、岡山で学んだことも多く、充実したシーズンでもあった。「チームが勝つためにどうしなきゃいけないかってことをすごく考えたシーズンでした。中心でやらせてもらって、ピッチの上のサッカーのことだけじゃなく、普段の振る舞いからいろいろ考えることができた。そういう機会を作ってくれたチームとカゲさん(影山監督)にはすごく感謝しています」
そして、今季は大宮からの期限付き移籍でプレーした上田は、今季限りで大宮と契約満了となりフリーとなる。来季については「しっかりと考えたい」と語った。
「選手としてもう若くないですし、まだなにも成し遂げていないから、『高いレベルでやりたい』『もっと上手くなりたい』って気持ちはすごくある。なので、自分が一番成長できるチームでプレーできればと思います。岡山には『来年も』と言ってもらっているし、大好きなチームになったし、すごく感謝もしている。しっかりと考えたいと思います」
(岡山担当 寺田弘幸)
2014/11/27 18:13