今季のリーグ戦も残り2試合となり、9位の広島はモチベーションを保ちにくい状況であるが、森保監督はそれを否定する。
「この時期の難しさは現役のときも指導者になってからも経験してきたけど、ウチに気持ちが切れているような選手はいない。過去2年は優勝を争って自然と最高のモチベーションで戦えた中で、今年はぜんぜん違う状況になってもやり続けてくれている選手たちに感謝したい」
そう語る森保監督は、「いいエネルギーを持って試合に向かっていける」と29日の川崎F戦へ向けた準備に手応えを語っている。
言うは易く行うは難し。決して簡単な状況ではないが、森保監督は現役時代から妥協を許してこなかった。「監督やコーチから『頑張れ』と言われるのが一番嫌だった。できていないことを指摘されるのは仕方ないけど、手を抜いていることを指摘されることだけはないようにプライドを持ってやってきた」という“イズム”は、今の選手たちにもしっかりと伝授されているようだ。
(広島担当 寺田弘幸)
2014/11/26 17:15