新潟の攻守の要として、今や対戦相手に最も警戒される選手となった、レオ・シルバ。個人技ではもちろん、ピッチ内でのリーダーシップも素晴らしく、試合でも「川口、(セカンドボール)拾ウ!」「亜土夢、前!」など、日本語での具体的かつ的確なコーチングで周りの選手を動かしている。
サッカーに必要な日本語だけでなく、最近はより丁寧なあいさつもマスター。この日、クラブハウスの個室でテレビの取材を終えたレオは、「失礼シマース」と深々と頭を下げて退室してきた。
その様子を見ていた番記者たちに「腰が低いねえ」と突っ込まれると、「ワタシ日本人ネ。オツカレサマデース」と45度におじぎをし、ニカッと笑って去って行った。礼儀正しく、お茶目なところもまた、レオの魅力なのだ。
(新潟担当 野本桂子)
2014/11/09 07:00