仙台は2連勝でJ1第29節・名古屋戦にのぞむ。守備から立て直せたことが復調の原因としては大きいが、コンディションの上がってきた選手が多いことも見逃せない。
第28節・浦和戦(4○2)では途中出場の村上和弘(写真左)が得点し、試合を決めた。だが本人が「おまけです」と振り返ったように、渡邉晋監督も「ゴールのほうが目立ちますが、試合をしっかり締めくくる役割を果たしくれたことが、それ以上に大きい」と、村上の活躍を評価した。
終盤戦を勝ち抜くためには、村上のように出場機会がこれまで少なかった選手の突き上げは欠かせない。石川大徳は「『気持ちを切らさず、いつでも出られるように準備を続けるぞ』と若い選手とも言い合っています」という。今季のナビスコカップ・神戸戦(Aグループ第7節/1●2)でプロ初得点を記録した藤村慶太(写真右)も「いまはベンチ外の選手も良い状態の選手が多いのですが、その中でもチャンスをつかんだらしっかり自分の良さを出し、チームの力になりたい」と、リーグ戦での出場を目指す。彼らの力も加え、仙台はさらに上を目指す。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/10/21 17:46