第21節のG大阪戦では、40m近い距離からスーパーゴールを叩き込んだ山本英臣。3バックの中央を任されるDFだが、キックの質はFWやMF以上。今日(2日)のシュート練習でも枠を捉えられないチームメイトを傍目に、遠目から何度もネットも揺らしていた。
練習を視察していた海野一幸会長、輿水順雄社長も彼の技術に思わず感心。海野会長はピッチから引き揚げてきた山本に「こっちで褒めているのが、聞こえていたか?」と声を掛けていた。
しかし職人肌の山本は「こんなので褒めないでください。プロですから」とクールな返答。「若いころは僕もああ(吹かしてばかり)でした」。仲間を庇いつつ、「ボールを待ち切れないんですよ」とキックのコツをボソッと語っていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/10/02 19:24