就任からここまでリーグ戦4試合で3勝1敗、天皇杯も含めれば4勝1敗と確かな結果を残している渋谷洋樹監督。今節は4年間を過ごした甲府との古巣戦を迎える気鋭の指揮官は、“謙虚過ぎる”一面を持っている。
指揮官がかねてから語っていた“当面の目標”は、「10月5日の甲府戦まで監督を続けること」だった。シーズン途中の就任であり、ましてや現在残している戦績を見ると「何を言っているのか」と思ってしまうが、「5連敗とかしていればダメでしょ、交代でしょ」と語る渋谷監督の目は真剣そのもの。それだけの危機感を持ってチームを率いているということだ。
大宮では誰よりも甲府をよく知る渋谷監督は、今回の対戦を控え、「キーマンは石原克哉、山本英臣あたりじゃないか」とベテラン勢を警戒。百戦錬磨の彼らにツボを突いた働きをされないよう、先手を取った試合運びをしたいところだ。
(大宮担当 片村光博)
2014/10/02 08:18