渡部博文の2試合連続スタメンが濃厚だ(本紙の予想と違ってすみません)。前節(J1第25節・鳥栖戦/2○0)でのプレーがネルシーニョ監督に評価されてのことだろう。「アウェイでもやらせない、ホームと同じような守備を見せ付けたいと思う」と、本人も敵地での久々の勝ち点3奪取へ決意を語る。
そして、スタメン復帰を果たした渡部が取り組んでいるのが、「後ろが起点になるというか、持ち運べたときに、相手にとって嫌なプレー」をするということ。チームはエドゥアルド加入後から、大谷秀和が左サイドに降りて、ビルドアップへ参加する機会が減っているが、それを渡部がスタメンに名を連ねた鳥栖戦でも継続した。
「タニ君(大谷)を外に開かせることも、後ろの3枚で回しながら、くさびを当てたときに、中にボランチが二枚いるというのも、すごく大事なことだと思う。前半戦のタニ君が開いて、サイドから起点になっていたのも一つの武器だと思うが、その辺はうまく使い分けながらできれば良い」。守備の面で持ち味を発揮することはもちろん、渡部は攻撃への貢献も強く意識する。
(柏担当 石原 遼一)
2014/09/26 16:19