中2日、しかも、12時半キックオフという第33節・東京V戦に向け、練習を終えた選手たちは足早に帰宅。自慢の愛車を飛ばして家路へと就く。そんな当たり前の日常をぶち壊す選手が一人。それは清水圭介。クラブハウスの玄関を出ると、この日はなぜか駐輪場へ。そんな清水がカギをさしたのが、前後にチャイルドシートがついたゴリゴリの電動ママチャリ。まさか…いや、そんなはずは…と誰もが思った中、迷いなく豪快に清水はママチャリをこぎはじめる。恐る恐る、その理由を尋ねてみた。
「今日、奥さんが車を使っていて、家もそんなに遠くないし、これで来ました」とさわやかスマイル。
大分でのこういうネタキャラ扱いに耐性があったのか、写真撮影にも快く応じてくれた。練習場を電動ママチャリであとにするその姿は何とも言えない空気を放っており、居合わせた城後寿も失笑していたが清水はそんなのお構いなし。「電動なんで楽ですよ!」と秋のさわやかな風を切って帰っていった。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/09/22 16:30