活躍すれば当然、サポーターから歓声や拍手を受けるものだが、森脇良太は違う。
前々節の大宮戦(4○0)はヒーローインタビュー中に大ブーイングを受け、前節の清水戦(4○1)も記者席からは分からなかったが本人曰く「拍手とブーイングが半々だった」という。もちろん、今季は試合中の森脇コールが増えていることからも分かるとおり、批判を意味するブーイングではなく、森脇のキャラクターに応じた愛あるブーイング、つまり活躍したからこそ受けられるモノ。森脇自身も大宮戦後に「なぜインタビュー中にブーイングを受けたのか、試合の分析もそうだけど、そっちの分析もしたいなと思った」、清水戦後は「半々だったのでどっちに対応すればいいか分からなかった」と笑いつつ話していた。
もはや活躍すれば活躍するほどブーイングを受けるが、今節(J1第24節)の柏戦でも「自分のゴールで勝利すれば最高?」と聞くと、「あとはブーイング」と自ら切り出し、「次にブーイングを受けたら良い解答を出せるようにしたい」と続けた。柏戦でブーイングを受けた際にはどんな反応を示すのか、森脇が活躍した際には注目だ。
(浦和担当 菊地正典)
2014/09/18 19:03