“栃木の闘犬”こと菅和範が新たなポジションに挑戦している。
夏の移籍ウィンドウで加入した本間勲、西川優大、荒堀謙次の世話係に任命され、その任務を粛々と遂行している。面倒見のいい菅ならば任命されずとも、自主的に新加入選手をサポートしただろうが、実直で素直で明るい性格を買われ、今回の大役が回ってきたことは容易に想像できる。
「新加入選手が持ち味を発揮できるように、既存の選手たちが受け入れることがすごく大事になる」
世話係はそう話し張り切っていたのだが、いきなり出鼻を挫かれたらしい。ある選手がチームの決まり事を知らずにルールに抵触してしまったのだ。それにより当人ではなく、菅が罰則を受けることになってしまったという。「納得がいかないですよー!」と魅惑の唇を尖らせた菅だが、その顔には笑みが浮かんでいた。
頼もしいサポート役を得た新加入3選手が一日でも早くチームに馴染み、戦力になってくれることを願ってやまない。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/08/21 15:48