川口能活にとっても、屈辱的だったのかもしれない。
「プロのチームとしてはあり得ない」
そう言い切る理由は、前節・横浜FC戦(1●2)に集約される。苦労して手にした先制点のわずか1分後に同点ゴールを喫し、その3分後には勝ち越しを許してしまう。被シュート3本での敗戦。失点シーンを切り取っても、セットプレーのリスタートに足を止めてしまったことが原因だった。
今季の岐阜は、“自分たちのミス“で勝ち点を落とした試合が何度もある。もちろんそれがサッカーでもあるし、前半戦のその失敗から、選手たちは“先制後の重要性”を痛いほど理解していたわけで、決して集中していなかったわけでもない。しかしだからこそ、目に見える結果として、「教訓にしないといけない」(川口)のだ。
今節・讃岐戦。厳しいアウェイ戦となることは間違いないが、チームはとにかく勝利だけを目指している。「このような失態を二度と犯してはいけない」(川口)と。
(岐阜担当 村本裕太)
2014/07/25 15:45