リーグ戦4連勝のあとに、天皇杯をはさんで公式戦3連敗。前節・岡山戦では終盤に走り負けるなど、失速した昨季を思い起こさせるような痛恨の敗戦となってしまった福岡。
連勝中から「うちは効果的に走れていない。勝っているうちに改善しないと」と問題点を見つめていた城後寿の不安が、図らずも的中してしまった形だ。「どんどん、ポジションが下がる」と苦笑いをしながら、本職ではないSBを懸命にこなしている城後。岡山戦でも「自分の責任」と決勝点を献上してしまった場面について、言い訳することなく責任を真っ向から受け止めている。
次節は西京極での京都戦となるが、この西京極が福岡にとってはまさに“鬼門”。J2においては6戦6敗と勝ち点を挙げたことがなく、最後に勝利したのは2000年J1・1stステージ第10節(4◯3)が最後。これも延長での勝利ということで、90分での勝利となると99年J1・2ndステージ第9節(5◯1)までさかのぼる。
城後も「デビュー戦が西京極だったけど、確かに勝った記憶がない。でも、このままずるずる行くわけにはいかない」と『鬼門攻略』へ懸命に前を向いていた。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/07/21 20:40