ブラジルW杯を戦い終え、6月27日の夕方に帰国後、翌28日から連日、山口蛍は自主的に舞洲グラウンドで汗を流している。
2日の午後練習では、紅白戦にもフル参戦。持ち前の果敢なプレスから味方のゴールにつなげる場面もあった。その山口に対して、マルコ・ペッツァイオリ監督は、「アグレッシブにプレーする。ピッチで声を荒げるタイプではないが、試合を読む力もあるし、賢い選手」だと評した。さらに、「W杯で得た経験も含め、チームに落ち着きをもたらしてくれる存在」であると話した。
また、2日は杉本健勇が復帰後初のフルメニューをこなした。「攻撃、守備、監督のやりたいサッカーは頭の中では分かっている。ただ、実際にピッチでやるとうまくいかない場面も出てくるので、毎日の2部練の中で確認し合いながらやっている」と話す。さらに、「このサッカーでは前がスイッチを入れないと後ろもハマらない。奪いに行くポイントを体に染み込ませている」と充実感をにじませた。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/07/02 18:31