ルーキーの中美慶哉がコンディションを上げてきている。
春先から、流通経済大に所属していた昨年に負った左ひざのリハビリが続いていたが、歩行、ランニング、ダッシュなど、慎重に段階を踏んだことで、いまではフルメニューをこなせるようになった。1日のトレーニングでは、ひざに巻いていたテーピングも外した。「まだ不自然な感じはあるけど、慣れれば問題ない」と話し、対人プレーにも恐怖心は感じていないようだ。
ここ最近、チャンスは作れているが、決定力に欠けるチームにあって、トレーニングからゴール前で豊富なアイディアを見せている中美は起爆剤になり得る存在だ。リハビリを続けていたスパン、現在の序列を考えれば、途中出場からプロキャリアをスタートさせることになりそうだが、「チャンスが1本でも来たら、それを決めたい」と力強く宣言。第18節の大分戦(4○0)で途中出場の廣瀬浩二が2ゴールを決めたイメージを頭に思い描きつつ、“その時”を待っている。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/07/01 19:06