前節の横浜FC戦(0△0)でJデビューを果たしたGK椎名一馬。
加入6年目のシーズンでようやく巡ってきた出番に「緊張していた。試合に入ってからはほとんど無心状態だった」と言うほど硬くなっていたようだが、堂々としたセービングを見せて完封を成し遂げる素晴らしいデビューを飾った。
椎名にあらためてデビュー戦の感想を問うと、まず第一声「勝ちたかった。勝てなかったことがいまでも悔しい」と言う。自身のプレーについても「そこそこの出来。チームに貢献できたかなとは思う」と語るにとどめ、やはり勝利を挙げられなかったことが心残りで仕方ない様子だった。
ただ、初めてのJのピッチで感じたことは多く、見付かった課題をイキイキと語った。「90分を通して集中するということは、そう簡単なことではない。さらに何試合も続くと考えると、もっと難しい。すごいことだなと思うし、今まで以上に準備がすごく大事だと思った」。
デビュー戦の経験は、椎名をさらに成長に導くことになりそうだ。
(岡山担当 寺田弘幸)
2014/06/25 18:26