9日、C大阪がランコ・ポポヴィッチ監督およびヴラディッツァ・グルイッチヘッドコーチとの契約解除を発表した。
シーズン途中での解任を決断した理由について、勝矢寿延強化部長は、「中断までの流れを踏まえてのこと。いまのチーム状態を打開するため」と説明。後任については、「交渉中。近日中に発表できる」と話した。なお、“攻撃的で育成型”というクラブの方向性は変えないという。
9日午前、報道陣に最後に対応したポポヴィッチ監督は、「志半ばでチームを去ることは残念だけど、サッカーの世界では起こり得ること」とコメント。選手に監督解任が伝えられたのは「今日(9日)」(新井場徹)とのことで、2時間弱の練習後、新井場を中心に選手間で輪になって話す場面も見られた。
「監督が解任されたから、とか、現状がこういう順位だから、とかでブレるのではなく、『開幕前の目標を目指そう』と。まだ巻き返せる。新監督が誰になるかは分からないけど、選手は一致団結してやっていこうと話した」(新井場)。
なお、後任監督が決まるまでは、高橋大輔コーチや藤野英明フィジカルコーチ、大熊裕司C大阪U-18監督らの指揮の下、トレーニングが行われる予定だ。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/06/09 16:28