今節、アウェイでの京都戦に向けて、チームは練習に取り組んでいる。その中で現在もがき苦しんでいる選手がいる。前田直輝だ。
開幕戦・松本戦(1●3)でゴールを決め、今季初勝利となった第6節・富山戦(3○0)で2ゴールを奪うなど、序盤戦はチームの中心として活躍していたが、最近は試合に絡めていない。
それでも、本人の心境の変化は大きかったようで、「この1カ月ベンチにも入れずにいろいろなことを気付かされた。最初の1、2週間は腐っていた。鼻が伸びていた部分があった」と少し前の状況を語る。
「自分が少し活躍し相手もプロで自分にやられないように研究もしてくる。でも自分の引き出しの少なさから、ドリブルからのシュートにこだわったりしていた」と自分自身を見つめ直したという。
自覚している課題については「ワンツーで崩したり、右足でクロスを上げたりもっと引き出しを増やしたい」と話した。将来が楽しみな前田の活躍は、東京Vが上位進出を果たすためには絶対に必要だ。
(東京V担当 柴原貴彦)
2014/06/03 16:31