27日、ヨ・ソンヘの韓国・慶南FCへの完全移籍がクラブから発表された。
シーズン途中での急な移籍となったのは韓国の兵役義務のため。韓国では29歳までに2年間の兵役をこなさなければならず、兵役中の選手が所属できるKリーグの尚州尚武FCに加入するにはKリーグでのプレー経験が必要なため、ヨ・ソンヘは慶南FCへ移籍することとなった。移籍に際し、ヨ・ソンヘは取材に応じた。
――明日のナビスコカップ清水戦が移籍前、最後のホームゲームになるが?
「最後というのがなかなか信じられないし、残念だけどこれが現実なので、しっかり受け入れて最後、やれるぶん、しっかり出し切りたいなと思う」
――鳥栖での一番の思い出は?
「J1昇格というのが一番の何よりの思い出」
――入団会見のときに鳥栖の力になって昇格したいという話をされていましたが、それをかなえていま、J1の上位にいることについて、どう感じていますか?
「チームの一員としてそれが達成できたのは良かった。決して満足ではないけど、鳥栖の力になれたというのはある程度、良かったと思う」
――明日、どんなプレーをサポーターに見せたいですか?
「特別なことはないけど、力の限りを尽くしたい」
―― 一番印象に残っている試合は?
「これというのはないけど、1試合1試合、振り返っても思いの詰まった試合だったなと思う」
――日本に来て良かったという思いは?
「日本に来られて良かったし、言語にしても文化にしても韓国にいたままでは分からなかったこと。それを知ることができたのは良かった」
J1昇格に大きく貢献したヨ・ソンヘのためにも、多くのサポーターの来場、そして、声援を期待したい。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2014/05/27 18:18