前節・富山戦(1○0)のヒーローは決勝点を決めた小林祐希だが、八田直樹の奮闘も忘れてはならない。富山の反撃を防ぎ、勝利に貢献した。
見せ場は1点リードの試合終了間際、カウンターを受け、富山・秋本倫孝と1対1に。だが、相手の動きは見えていた。「体の向きを見て、『こっち』というのがあった」(八田)。左に飛び、際どいコースのシュートを防いだ。
その後のCKも自身のシュートブロックでしのぎ切り、その直後に試合終了のホイッスル。引き締まった表情が笑顔に変わった。「一回はピンチが来るとは思っていた」と先述のシーンを振り返る。良い意味で“余裕”も持てていたことが、冷静な対応につながった。
今節は3位・松本との上位対決。第14節終了時点で松本のセットプレーからの得点数はJ2トップクラスだが、「チーム全体の守備意識は高まっている。自分自身も積極的にトライしていきたい」と言い切る。磐田の背番号1が松本の持ち味を封じる。
(磐田担当 南間健治)
2014/05/22 13:39