第9節・富山戦(3○0)から5試合連続で左SBを務める安川有の活躍がひときわ目を惹く。
富山戦のダメ押しゴールに続き第13節・磐田戦(1△1)でも、見事に相手をはがしてのヘディングで貴重な同点弾を挙げた。
たゆまず繰り返す攻め上がりも試合終盤まで勢いを持続。深くえぐってクロスを上げたり、スペースからスペースへと蛇行しながらボックス内に侵入したりと、相手の意表を突く攻撃参加から幾度も好機を生み出している。
その尽きせぬスタミナの秘密をたずねても、「さあ…普通に生活してるだけ」とひょうひょうとしており、「強いて言うなら福岡U-18時代のトレーニングではないか」と思いをめぐらす。「クラブユースは体育会系じゃないと思っていたのに、めちゃくちゃ走らされた。当時は毎週火曜日恒例の10km走が憂鬱で仕方なかった」と、安川は当時を振り返る。
「そろそろ流れの中からも得点したい」とさらなる意欲を見せる背番号23。DFながらチーム得点王も狙う意気込みだ。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/05/17 11:30