栃木の廣瀬浩二と札幌の日高拓磨は鳥栖に同期加入し、廣瀬が今季から主将を務めることを聞いた日高が「お前がキャプテンか!」とツッコミを入れる間柄だ。互いの特長を分かり切った二人が、今節はサイドでマッチアップするかもしれない。
元同僚を「もともとはFWやし、良い精度のクロスを上げてくる」と評した廣瀬は、「公式戦で当たる機会はそうそうないので、必死に楽しみたい。自分がチャンスメークできるように、良い駆け引きをしたい」と、堂々と宣戦布告。また、「引退後に『あのときは良い戦いをしたな』と思い出せるような試合にしたい」とも話した。
開幕からここまでの10試合で2アシストをマークしているだけでなく、豊富な運動量で守備のタスクをこなしている廣瀬の貢献度は高いが、前線の選手としてゴール数がゼロなのは、やや寂しい。日高とのバトルを制して今季初ゴールを奪い、ホーム“グリスタ”での勝利に飢えているサポーターに歓喜を届けたい。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/05/01 19:25