今節・長崎戦で、田中輝希の4試合ぶりの出場が見込まれる。
開幕から6試合続けて先発出場したが、その後はベンチからも外れていた。「サッカーとは何かということをもう一度考えさせたかった」というのが田坂和昭監督の考え。「チャンスは自分で取り戻せ、と声をかけてあった。もっと時間がかかると思ったが、思ったより早く這い上がってきた」と田中の成長を喜ぶ。
練習中に、もどかしい表情や心折れそうな場面を見せた日もあったが、自身の現状を受け止めて乗り越えた。「3試合ベンチを外れ、一歩引いてチームを見てリラックスできた」。シュートの意識を高め、守備の規律を守るなど、組織で求められていることを体現できるようになった。今週の練習ではシュートブロックのために何度も体を投げ出した。
「相手の股の間もドリブルコース」という足技の持ち主。独特なリズムで相手を引き付け、長崎のハイプレスをかわしてゴールを狙う。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/04/28 22:12