今季は7試合でゴールマウスを守り、連勝に貢献しているのがGK岡大生。今節で対戦する徳島のGK長谷川徹は、名古屋ジュニアユースの同級生だ。
当時、両方に出場機会は与えられていたというが、年代別日本代表に選ばれていた長谷川は、岡の一歩先を行っていた。「(長谷川は)中学からズバ抜けていて、それは認めていたけど、それ以上に悔しさがあった。GKのポジションは一つしかない。自分も上に行けるように、ユースへ上がらずに清商(静岡・清水商業高/現・清水桜が丘高)に行った」と岡は振り返る。
岡は「自分がユースに残っていたら、どういう人生を歩んでいたのか興味はある」とも言うが、彼は高校サッカーで良い経験を積み、駒澤大を経てプロ入りを果たした。
長谷川は前節・新潟戦(1●2)で先発しており、徳島戦は10年前にポジションを争ったライバルとの“初対決”となる可能性が高い。岡は「ジュニアユース時代一緒にやったライバルがいるし、ここで勝ち点3を取れば連戦がラクになる。勝利だけを目指して頑張りたい」と気を引き締めていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/04/28 17:46