前節・富山戦(1△1)では今季初めて1トップに入った田中佑昌。ロングボールを織り交ぜた攻撃を意識したチームにあって、彼が最終ラインの裏に抜け出す形は不可欠となっていた。田中自身も「いつもよりは大胆に背後を取っていくプレーをしていて、ある程度やろうとしていることはできた」と一定の手ごたえを口にしている。
「個人的にはもっと(相手最終ラインの)背後に蹴ってくれてもいいけど、そこは後ろの選手の判断なので、背後を狙うプレーはずっと続けようと思っていた」と田中。その動きの効果もあり、特に前半の千葉は相手陣内で時間とスペースを確保することができていた。
ただ、その中でも決定的なシーンが多かったわけではない。田中は「相手の背後を突いてからのプレー(のあと)で、シンプルなクロスや後ろの選手が中に入っていくプレーが少なかった」と課題を指摘。富山戦での戦い方を続けるのであれば、これらの課題の解消は急務になるだろう。
(千葉担当 片村光博)
2014/04/23 23:23