開幕から全試合フル出場で最終ラインを支える酒井隆介。前節・山形戦(2△2)ではディエゴと空中戦で激突し、医療用ステープラーで5針を縫って最後までプレーした。試合後は「ディエゴに髪の毛があったら出血しなかったんじゃないかな」と、京都時代の“ドレッドヘア”を思い出しながらスタジアムを後にしている。
そんな酒井は、松本の船山貴之(流通経済大出身)とは駒澤大時代に関東大学リーグで対戦しており、「強さと速さ、それにジャンプ力を持っている。あの人にやられた試合もあった」(酒井)と振り返る。
過去2年間で松本とは5試合を戦っているが、リーグ戦は2分2敗と勝利がない。酒井はリーグ戦の対戦では出場機会がなかったが、12年の天皇杯2回戦ではCBとしてフル出場しており、チームも勝利。結果や臨場感あふれるスタジアムの雰囲気など、「良いイメージがある」(酒井)一方で、この試合に船山は出場していなかった。
今回、二人はともに先発が濃厚。大学時代以来のマッチアップが予想され、酒井も「あのころからオレがどれだけ成長できているのか、確かめるチャンスでもある」と、心待ちにしている。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/04/19 10:21