快勝を収めた前節・磐田戦(3○2)で得意のロングパスで2ゴールに絡んだ鈴木修人。あまりに精度の高いキックだったため、その特別な武器をどんなふうに備えたのかを探ってみた。
「残念ながら特別な練習はしていない。そもそも僕は高校(市立船橋)1年生までトップ下の選手でドリブルを得意としていた。高2でボランチになってからミドル、ロングレンジのパスを頻繁に使うようになった」。もちろん、ボランチにコンバートされてから意識的に壁に向かってキックを蹴ったが、特別な本数をこなしたわけでもないらしい。
「小さいころ、たくさんボールに触って、技術を磨くことに必死だった。キックの精度はボールタッチの微妙な感覚の調整で左右されるモノで、その感覚を持っているかどうかが重要だと思う。だから、もし、中・長距離のパスを武器にしたいと思うのなら、まずはボールを扱う繊細を磨くことが必要なんじゃないかな」。子供たちへの貴重なアドバイスだ。
(北九州担当 島田徹)
2014/04/17 21:13