前節は磐田に歯が立たなかった(0●2)。今季のワーストゲームでは自分たちのやるべきこと、やりたいことができなかった。その要因は一つではないが、あえて挙げるとすれば「チャレンジ」(阪倉裕二監督)できなかったことではないだろうか。指揮官は磐田戦を前に「チャレンジ」の意味を、こう話していた。
「駒野(友一)に対して『ヤバイ』と思うか、『やってやろう』と思えるか。(相手よりも)自分の気持ち(に負けること)を恐れろと。チャレンジに関しては、いつも選手に訴えかけている。チャレンジすれば、恐れなど入ってこない」
サッカーは相手があってこそ成り立つスポーツで、どうしても相手を意識せざるを得ない。ただし、それとリスペクトは違う。相手を尊重した上で自分たちの良さを発揮しなければ、勝利を持ってこられない。
恐れが本来の姿を損なわせた前節の反省を生かし、今節の最下位・讃岐戦では挑戦者として果敢に挑む姿勢を見せたい。いや、見せる必要がある。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/04/02 16:33