19日のFCソウル戦での広島・塩谷司のゴールについて、大学時代に塩谷選手の才能を見抜き、水戸で育て上げた柱谷哲二監督は「教えたとおりだったね」と冗談交じりで感想を語った。
塩谷はDFながらも今年に入って4ゴールという驚異の結果を出しているが、「そのために3バックの広島を勧めたんだから」と柱谷監督は特に驚いた表情を見せなかった。一昨年夏、塩谷の下には複数のチームからオファーが来たが、柱谷監督から「お前は3バックのチームで持ち味を発揮できると思う」とアドバイスを受けて広島を選んだ経緯がある。
「3バックだったら、前に出やすいから彼の攻撃的な良さが生かせると思った」という柱谷監督の思惑どおりの結果になっているに過ぎないのだ。
ただ、ブラジルW杯の代表入りについては「ちょっとアピールが遅かったね。昨年から今年のようなダイナミックなプレーを見せられれば違っただろうけど。バックアッパーなら可能性があるけれど、現実的に難しいと思う」との見解を示した。それでも、「次のW杯もあるから、ここからアピールを続ければ十分代表入りの可能性はあると思いますよ」と太鼓判を押した。
(水戸担当 佐藤拓也)
2014/03/20 21:04