今季の愛媛はここまでおおむねけが人が少ない状況で練習ができているが、今週になってフィールドプレーヤーの離脱者がついにゼロになった。
実は、昨季の愛媛はチーム始動時から離脱者が相次ぎ、キャンプではポジション争いの競争心を高めることができずに苦しんだ経験があった。しかし、コーチングスタッフも今季が2年目。昨季の経験を確実に糧にしてきたからこそ、いまの状況が作れているようだ。
さらに、津川武久フィジカルコーチは「データを取っても、昨季よりもタフな選手が多い。特に前線の選手はそう。それプラス、(運動)量的なところもキャンプまでにやってきたので、昨季に比べると全体的にレベルアップしていると思う」と、ただ離脱者が少ないのではなく、全体のレベルの向上も図れたと話す。
チームは現時点では2分け1敗と結果は出ていないが、「サッカーでの意思統一が合ってくれば、積み上げてきた運動量がもっと生きてくる」と、チームの成熟とともに結果が表れると自信をうかがわせた。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/03/20 20:53