2011年に東京Vから栃木に加入して以降、度重なるけがに悩まされてきた鈴木智幸だが、念願の開幕スタメンの座をつかんだ。強心臓の持ち主らしく、特に緊張せずに千葉との一戦に臨めたという。
彼は阪倉裕二監督の初陣で、こんなことを心掛けていたそうだ。
「無失点の時間が長ければ長いほど、ホームの千葉は勝ちたいから焦るはず。上手く焦らせればいいなと」
鈴木智のイメージ通りに試合は進む。1‐0から前掛かりになった相手にカウンターを浴びせて2点目を奪い、鈴木智は無失点に抑えることで勝利に貢献した。
貴重な経験を積んだ鈴木智が次に掲げる目標は、コンスタントに試合に出続けること。
「体調がいい時も悪い時もあるけど、その中でどれだけ自分のパフォーマンスを出せるのか。チームの状態が悪い時に、どれだけ貢献できるのか。そこは未体験な部分も多いけど、どれだけできるのかを楽しみたい」
守護神としてゴールマウスに立ち続ける、心身の準備はできている。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/03/07 23:41