「今年はタイトルを獲りたい」
川崎Fに所属している選手は誰もが持っている感情ではあるが、登里享平は強い口調で何度もこの言葉を言ってくれた。ただこの思いも、新加入選手と共にプレーを続けることで強く感じるようになった模様。
「クオリティの高い選手ばかりだし、タイトルを本気でとるための補強なんだんと感じた」と本人は言う。
香川西高校から川崎Fに入団して6年目で、もう“若手”ではないことは重々承知だ。
「高卒でここに来た“生え抜き”の選手はなかなかいない。だから、自分がその責任と自覚を持って中心選手になりたいし、タイトルも取りたい」。
定位置となった左SBの位置も「自分が一番手」と譲る気はさらさらない。そんな彼が今季、特に思いを馳せるのはACLだ。
「自分にとって3度目。2年目ではスタメンでも出たし、今回こそ結果を残したい」。頼れる23番がアジア制覇の原動力となる目撃者に、なりたいものである。(文・竹中 玲央奈)
(BLOGOLA編集部)
2014/02/20 21:10